同署によると、現場からは白のズックが片方見つかったほか、軽ワゴン車からは農業女性のものとは異なる女性の髪の毛が採取された。フロントガラスがクモの巣状に割れていたことから、同署は事故は実際にあり、女性は頭を強打して一人では歩けないほどの重傷を負ったとみている。軽ワゴン車や現場からは血液反応は出なかったという。
同署によると、農業女性は「9日午後9時43分ごろ、農道脇を歩いていた女性を背後からはねた」と説明した。1人で運転し、自宅に戻るところだったらしい。事故直後、女性に「大丈夫ですか」と話しかけたところ、返事があったという。女性は30歳ぐらいで、黄色かベージュのトレーナーに黒色のズボンを履いていたという。
農業女性は、そのまま事故車を運転していったん自宅に帰り、その後、岩手署に届け出たという。この間1時間余り。女性は「携帯電話は当時持っていなかった」などと話しているというが、なぜ近くの民家などからすぐに通報しなかったのか、などについては詳しい説明を避けているという。
現場は、盛岡市から八幡平市へ向かう国道282号から東に入った一直線の農道。付近には数軒の民家が点在している。近くに住む男子児童は9日午後9時過ぎごろ、「ドカっていう音を聞いた」という。「うわー、という叫び声も聞いた。男の人か女の人かはわからなかった」と話す。
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